フェンスの高さはどう決める?目的別の目安と法律の制限を解説
自宅にフェンスを設置する際、「ちょうどいい高さが分からない」「設置後に後悔したくない」といった悩みを抱えている方は少なくありません。
フェンスの高さは、低すぎると目的を果たせず、高すぎると圧迫感や費用の問題が生じます。
この記事を読めば、ご自身の設置目的や敷地の状況に合わせた最適なフェンスの高さの目安や基準が分かり、法律上の制限や正しい選び方を踏まえて、後悔しない選択を自分自身でできるようになります。
この記事でわかること
- 目的別の最適なフェンスの高さの目安
- 失敗しないための視線の高さや敷地条件を考慮した測り方
- フェンス設置前に確認すべき法律や地域のルール
- 高いフェンスの圧迫感を軽減するデザインのコツ
【目的別】フェンスの高さの目安と考え方

フェンスの高さは、「180cm」「200cm」と数値だけで決めるのではなく、設置目的や視線の位置、道路・隣地との高低差を踏まえて決めることが大切です。
住宅の外構・エクステリアでは、目隠し、防犯、境界、安全対策など、目的によって適した高さが異なります。特に目隠しでは、圧迫感や風通しも考慮する必要があります。
例えば、飯田左官工業では、道路や隣家からの視線対策として高さ1,800mm・2,000mmのフェンスを施工した実績があります。
一方、防犯目的では、高さだけでなく、敷地内に死角をつくらないよう見通しとのバランスも重要です。
まずは、目的ごとの高さの考え方を確認してみましょう。
| 設置する目的 | 高さの考え方・施工例 | 高さを決めるポイント |
|---|---|---|
| 道路・隣家からの目隠し | 飯田左官工業では1,800mm・2,000mmの施工例あり | 視線の位置と敷地の高低差を確認する |
| 防犯対策 | 一律の高さで決めない | 侵入しにくさと外からの見通しを両立する |
| 敷地境界を示す | 一律の高さで決めない | 目隠しの必要性や設置場所に合わせて決める |
| 子ども・ペットの安全対策 | 一律の目安なし | 年齢・体格・ペットの種類や庭の使い方で決める |
フェンスに必要な高さは、設置目的や敷地条件によって異なります。特に目隠しフェンスでは、敷地と道路の高低差や、室内・庭で過ごすときの目線の位置によって必要な高さが変わります。
目的1:目隠しフェンスは視線の位置や敷地条件に合わせて高さを決める
道路や隣家からの視線を遮ることが目的の場合は、「どこからの視線を、どの位置まで遮りたいのか」を確認して高さを決めることが大切です。
当社では、実際に高さ1,800mmと2,000mmの目隠しフェンスを施工しています。
ただし、「目隠しフェンスなら必ず180cm」「200cmあれば十分」と数値だけで決めるのではなく、どこからの視線を遮りたいのか、敷地や隣地との位置関係はどうなっているのかを確認して決めることが大切です。
| 施工事例 | フェンスの高さ | 幅 | フェンスの種類 | 施工内容 |
|---|---|---|---|---|
| 浜松市浜名区細江町 T様邸 | 1,800mm(1.8m) | 8,000mm(8m) | 三協アルミ「レジリア」多段目隠しフェンス | 隣地からの視線対策。上段を完全目隠し、下段を半目隠しとして、プライバシーと風通しに配慮 |
| 浜松市中央区 T様邸 | 2,000mm(2.0m) | 8,000mm(8m) | 土新建材「エコモックフェンス」 | 新築外構のお庭に樹脂板張りの目隠しフェンスを施工 |
浜松市浜名区細江町T様邸では、お庭で過ごす際に隣地からの視線が気になるというご要望に対して、高さ1,800mmの多段目隠しフェンスを施工しました。

上段には完全目隠しタイプ、下段には半目隠しタイプを採用しています。視線が入りやすい高さをしっかり遮りながら、下部にスリットを設けることで、風通しや圧迫感にも配慮した施工です。
一方、浜松市中央区T様邸の新築外構では、高さ2,000mm・幅8,000mmのエコモックフェンスを施工しています。

このように、同じ目隠し目的でも実際に採用する高さやフェンスの仕様は異なります。高さだけで決めるのではなく、視線を遮りたい位置や敷地条件、必要な目隠しの程度を確認しながら計画しましょう。
実際の仕上がりについては、下記施工事例でも確認できます。
・高さ1,800mmの多段目隠しフェンス施工事例
浜松市浜名区細江町 T様邸 フェンス施工事例
・高さ2,000mmのエコモックフェンス施工事例
目的2:防犯対策は高さと見通しのバランスで決める
防犯や侵入防止を目的としてフェンスを設置する場合は、高さだけでなく、敷地内に死角をつくらないことも重要です。
高さを確保することで簡単に乗り越えにくくできますが、高すぎるフェンスで敷地内を完全に隠してしまうと、侵入された際に道路や周囲から見えにくい死角ができる可能性があります。
そのため、防犯目的では「できるだけ高くする」のではなく、侵入しにくさと外からの見通しのバランスを考えることが重要です。
視線をある程度通したい場合は、メッシュフェンスや金網タイプ、縦格子タイプなども選択肢になります。また、道路や歩道から敷地へ入る位置では、フェンスだけでなく門扉の位置や高さもあわせて検討すると、外構全体で防犯を考えやすくなります。
目的3:隣家との境界を示す場合は目的に合わせて高さを決める
隣家との敷地境界を明確にすることが主な目的で、目隠しを必要としない場合は、必要以上に高いフェンスにする必要はありません。
目隠しフェンスのような高さを確保する必要がないため、圧迫感を抑えやすく、日当たりや風通しへの影響も小さくできます。
ただし、既存のブロック塀の上に設置する場合は、ブロック部分を含めた地面からの高さや既存塀の構造も確認する必要があります。また、隣地境界付近で工事をする場合は、境界位置を確認してから計画を進めましょう。
目的4:子供やペットの安全対策は使い方に合わせて高さを決める
子供やペットの安全対策を目的とする場合は、「何cmなら安全」と一律に決めるのではなく、実際の利用状況に合わせて高さを検討します。
犬の場合でも、小型犬と大型犬では体格やジャンプ力が違い、猫はフェンスを登ることもあるため、必要な高さや形状は異なります。
例えば、「ペット用なら100cmで十分」「120cmなら大型犬でも安全」といった考え方ではなく、その犬や猫の体格、庭の使い方、道路との位置関係を確認した上で判断することが大切です。
また、高さだけでなく、フェンスの隙間から抜けられないか、足を掛けて登れる形状になっていないかも確認しましょう。
当社の施工事例でも、浜松市のS様邸では「道路や隣地からの視線を遮りながら、ワンちゃんと人工芝のお庭で遊びたい」というご要望に対して、高さ1,800mmのエコモックフェンスを施工しています。
この事例ではワンちゃんのいる庭であることに加えて、道路や隣地からの目隠しも目的としているため、「ペットがいる住宅なら1,800mmが必要」という意味ではありません。
ペットの種類や体格だけで高さを決めず、「庭でどのように過ごしたいのか」と「外からの視線をどこまで遮りたいのか」を分けて考えることが大切です。
子供についても、年齢や庭と道路の位置関係によって必要な対策は変わります。高さだけに頼らず、門扉やフェンスの隙間を含めて安全性を確認してください。
ワンちゃんと過ごす庭に高さ1,800mmのフェンスを施工した事例は下記からご確認いただけます。
数値だけで決めると失敗する?後悔しないための高さの測り方

フェンスの高さを検討する際、施工事例や商品の寸法を参考にすることは重要ですが、その数値だけで高さを決めてしまうと、後悔する可能性があります。
快適な生活空間を実現するためには、カタログの数値と比較するだけでなく、実際の生活シーンにおける「視線の高さ」を基準に確認することが大切です。
ここでは、失敗しないための具体的な高さの測り方や選び方のポイントを解説します。
当社では、フェンスの高さだけでなく、透過率や素材、使用目的、お手入れのしやすさ、予算などを確認しながら計画しています。
実際の施工では、敷地全体を同じ高さのフェンスで囲うとは限りません。
浜松市中央区I様邸では、住宅正面には高さ1,200mmのPCフェンス、敷地西側の目隠しが必要な部分にはブロック上にフェンス本体の高さが1,200mmの半目隠しフェンス、隣地との境界には高さ1,600mmの多段フェンスを施工しました。
| 設置場所 | フェンス本体の高さ | フェンス |
|---|---|---|
| 住宅正面 | 1,200mm | PCフェンス |
| 敷地西側 | 1,200mm | レジリアYK3型 |
| 隣地との境界 | 1,600mm | レジリア多段仕様 |

このように、同じ敷地でも「見た目を重視する場所」「目隠ししたい場所」「隣地との境界」では、適したフェンスの高さや種類が異なります。
フェンスの高さを決めるときは、敷地全体を一律に180cmなどと決めるのではなく、どの場所でどの程度視線を遮りたいのかを確認し、必要に応じて高さを使い分ける方法も検討しましょう。
高さを場所ごとに使い分けたI様邸の施工事例はこちら
浜松市中央区 I様邸 フェンス施工事例
当社のフェンス施工事例一覧はこちら
フェンス(塀)
リビングのソファに座った時の視線の高さを測る
フェンスで最も隠したい場所の一つがリビングです。
特に、ソファに座ってくつろいでいる時に外からの視線が気になると、落ち着いて過ごせません。
これを防ぐためには、実際に家族がソファに座った状態での目線の高さをメジャーなどで測り、その高さから道路や隣家の窓がどう見えるかを確認することが重要です。
この実測値をもとにフェンスの高さを決めれば、「座ると通行人と目が合う」といった失敗を防げます。
家の内側からの見え方を必ずチェックしましょう。
庭やウッドデッキで過ごす時の目線の位置を確認する
庭やウッドデッキ、テラスで過ごす時間を快適にするためにも、目線の位置の確認は欠かせません。
例えば、庭に置いた椅子に座って過ごす場合や、ウッドデッキでバーベキューをする場合など、具体的な利用シーンを想定して、その際の目線の高さを測ります。
立っている時と座っている時では視線の高さが大きく変わるため、複数のパターンで確認することが大切です。
これにより、プライバシーを守りつつ開放感も得られる、バランスの取れたフェンスの高さを割り出せます。
道路や隣家と敷地の高低差を正確に計測する
自分の敷地と、隣接する道路や隣家との間に高低差がある場合は特に注意が必要です。
例えば、自分の敷地が道路より高い擁壁の上にある場合、敷地内の地面からの高さだけでフェンスを設置すると、道路を歩く人からは中が丸見えになってしまうことがあります。
このような失敗を避けるには、必ず道路や隣地の地面を基準にして、どこまでの高さを隠したいかを計測する必要があります。
敷地境界からの正確な高低差を把握し、それを加味してフェンスの高さを決定しましょう。
また、高さのあるフェンスでは、設置場所の状況によって施工方法自体が変わる場合があります。
当社が施工した浜松市中央区Y様邸では、ブロックとフェンスを組み合わせて施工することが難しい場所だったため、独立基礎と多段支柱を使い、高さ1,800mmのアルミ多段半目隠しフェンスを施工しました。

このように、希望する高さだけでフェンスを選ぶのではなく、その高さを設置予定地でどのような方法で施工できるのかまで確認することが大切です。
独立基礎と多段支柱で高さ1,800mmのフェンスを施工した事例は下記で確認できます。
フェンスの高さを決める前に確認したい法律と浜松市のルール

フェンスの高さを決める際は、見た目や目隠し効果だけでなく、設置方法や既存の塀の構造に応じて、建築基準法などの基準を確認する必要があります。
特に、既存のブロック塀の上にフェンスを設置する場合は、フェンスだけの高さではなく、ブロック塀の高さや構造、基礎、劣化状態なども含めて確認することが大切です。
また、浜松市では地区計画が定められている区域があります。地区計画によっては、フェンスなどの「かき又はさく」について構造や形態の基準が設けられている場合があり、設置する際に事前協議や届出が必要になることもあります。
そのため、「高さが○m以内なら必ず設置できる」と判断するのではなく、フェンスの設置方法や敷地の所在地に応じて、関係する基準やルールを確認した上で計画を進めましょう。
参考:
・国土交通省「ブロック塀等の安全対策について」
・浜松市「地区計画について」
補強コンクリートブロック造の塀は高さ2.2m以下などの基準がある
補強コンクリートブロック造の塀には、建築基準法に基づく構造上の基準があります。
国土交通省の「ブロック塀の点検のチェックポイント」では、塀の高さが地盤から2.2m以下であることに加え、塀の厚さや基礎、鉄筋などを確認するよう示されています。
また、高さが1.2mを超える塀については、長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるかどうかも確認項目となっています。
既存のブロック塀の上にフェンスを設置する場合も、高さだけで判断せず、既存塀の構造や劣化状態、基礎などを確認した上で計画することが大切です。不明な場合は施工業者へ相談しましょう。
なお、ここでいう2.2mは補強コンクリートブロック造の塀に関する基準であり、すべてのフェンスの最大高さが2.2mという意味ではありません。
隣家との境界フェンスでは民法の規定も確認する
隣家との境界に囲いを設置する場合は、民法の相隣関係についても確認しておきましょう。
民法第225条では、所有者が異なる2棟の建物の間に空地があり、境界に囲いを共同で設置する場合について定めています。当事者間で協議がまとまらない場合には、板塀や竹垣などこれらに類する材料で、高さ2mとする規定があります。
一方、民法第227条では、一方が増加する費用を負担することで、その高さを増すことも認めています。
つまり、「境界フェンスは必ず2mまで」「2mを超える場合は必ず隣家の承諾が必要」と単純に判断できる規定ではありません。境界上に設置する場合は、設置位置や費用負担も含めて事前に確認しましょう。
隣家の日当たり・風通し・圧迫感にも配慮する
法律上設置できる高さであっても、隣家との位置関係によっては、高いフェンスが日当たりや風通しに影響することがあります。
特に隣地境界付近に高い目隠しフェンスを設置する場合は、必要以上の高さになっていないか、隣家側から見たときに大きな圧迫感が生じないかも確認しましょう。
近隣トラブルを避けるためにも、境界付近で大きなフェンス工事を行う場合は、施工前に設置位置や高さについて説明しておくと安心です。
浜松市では地区計画によってフェンスのルールが異なる場合がある
浜松市でフェンスを設置する場合は、設置予定地が地区計画区域に該当しているかも確認しておきましょう。
浜松市の地区計画では、良好な住環境や景観を形成・保全するため、地区によって「かき又はさく」などの工作物について、構造や形態・意匠の基準が定められている場合があります。
実際に、地区によっては道路に面する部分を透過性のあるフェンスとすることや、フェンス下部の腰積みを高さ60cm以下とする基準が設けられている例もあります。
そのため、浜松市内であっても、すべての地域で同じ条件になるわけではありません。
また、地区計画区域内でフェンスなどの工作物を設置する場合は、行為の概要が分かる図面などを用いて、事前に浜松市と協議を行います。その上で、原則として工事に着手する30日前までに届出が必要です。
フェンスの高さやデザインを決める前に、まず設置予定地が地区計画区域に該当するかを確認し、該当する場合はその地区に定められている基準を確認してから計画を進めましょう。
高いフェンスの圧迫感を軽減するデザインのコツ

目隠しや防犯のためにある程度の高さが必要なフェンスでも、デザインを工夫することで圧迫感を大きく軽減できます。
フェンスは住まいの外観イメージを左右する重要な要素でもあるため、機能性だけでなく見た目の美しさにもこだわりたいものです。
ここでは、高いフェンスを設置しても開放感を損なわず、快適な空間を保つためのデザインの選び方やコツを紹介します。
素材や色の種類によっても印象は大きく変わります。
圧迫感を抑える工夫を取り入れることで、必要な目隠し効果を確保しながら、開放感とのバランスを取りやすくなります。
目隠し率を調整して圧迫感を抑える
高さのあるフェンスでは、全面を完全に塞ぐのではなく、必要な位置だけ目隠し率を高くすることで圧迫感を抑えられます。
当社が浜松市浜名区T様邸で施工した高さ1,800mmの多段フェンスでは、上段に完全目隠しタイプ、下段に半目隠しタイプを採用しました。
人の目線が入りやすい上部では視線をしっかり遮り、下部には適度なスリットを設けることで、プライバシーを確保しながら風通しと軽やかな印象を両立しています。
高さ180cm程度のフェンスを検討する場合でも、単純に全面を目隠しにするのではなく、「どの高さの視線を遮る必要があるか」を確認して目隠し率を調整する方法があります。
また、フェンスの色や素材によっても見た目の印象は変わります。建物の外壁や庭、植栽になじむ色を選ぶことで、高さのあるフェンスでも存在感を抑えやすくなります。ウッド調や木目調など、周囲のエクステリアと調和しやすいデザインも選択肢の一つです。
フェンスの高さ選びで起きやすい3つの失敗と対策

フェンスの高さは、カタログ上の寸法だけで決めると、設置後に「視線が遮れない」「圧迫感が強い」と感じることがあります。
ここでは、高さを決める際に注意したい3つのポイントを紹介します。
失敗例1:低すぎてリビングから通行人と目が合ってしまう
目隠しフェンスの高さを決める際に注意したいのが、室内からの視線です。
地面に立った状態での見え方だけで高さを決めると、ソファに座った際に道路を歩く人と目線が重なってしまうことがあります。
この後悔を避ける対策は、計画段階で必ずリビングのソファなど、くつろぐ場所からの目線の高さを実測することです。
その高さから外がどう見えるかを確認し、視線を遮るのに必要な高さを割り出すことが重要です。
失敗例2:高すぎて庭の日当たりが悪くなり圧迫感が出た
目隠しを重視して必要以上に高いフェンスを設置すると、庭の日当たりに影響したり、囲まれているような圧迫感が生じたりすることがあります。
対策としては、まず本当にその高さが必要かを見直すことです。
さらに、光や風を通すルーバータイプや格子デザインのフェンスを選ぶ、あるいは必要な部分だけを高くし、他の部分は低いフェンスにするなどの工夫で、プライバシーと開放感・日当たりを両立させることができます。
失敗例3:高低差の計算を間違えて目隠しの効果が半減した
敷地が道路や隣地より高い擁壁の上にある場合、その高低差を考慮せずにフェンスの高さを決めてしまうと、目隠しの効果が十分に得られないことがあります。
「自分の敷地の地面から180cmのフェンスを立てたが、坂の下の道路からは中がよく見えてしまう」といったケースです。
この後悔を防ぐには、必ず隣接地や道路の地面レベルを基準点とし、そこからの視線を遮るために必要な高さを計算することが対策の基本です。
フェンスの高さに関するよくある質問

ここまでフェンスの高さの決め方について多角的に解説してきましたが、それでもまだ「自分の場合はどのくらいが良いのか」「結局どこから測ればいいのか」といった疑問が残るかもしれません。
このセクションでは、フェンスの高さに関して特に多く寄せられる質問をピックアップし、Q&A形式で簡潔にお答えします。
疑問点を解消し、最後のポイントを整理して、最適なフェンス選びに役立ててください。
完全な目隠しにしたい場合、フェンスの高さは何cmがおすすめですか?
当社では、道路や隣家からの目隠しを目的として、高さ1,800mmや2,000mmのフェンスを施工した事例があります。
ただし、道路と敷地の高低差や隣家の窓の位置によって必要な高さは異なります。
「1,800mmや2,000mmなら完全に見えない」と高さだけで判断せず、実際にどこから視線が入るのかを確認した上で、必要な高さを決めましょう。
フェンスの高さについて法律で決められた制限はありますか?
フェンスの設置方法や下部の塀の構造によって、確認すべき法律や基準が異なります。
例えば、補強コンクリートブロック造の塀については、建築基準法に基づき地盤から2.2m以下などの構造基準があります。
また、隣地境界に囲いを設置する場合には民法の規定が関係する場合があります。
さらに浜松市では、地区計画区域によってフェンスの構造や設置について個別の基準や届出が必要になる場合があります。
「フェンスなら一律○mまで」と判断せず、設置方法や敷地の所在地を確認してから計画しましょう。
隣の家との境界に設置するフェンスの高さは、どのように決めたら良いですか?
隣家との境界を示すことが主な目的で、目隠しを必要としない場合は、必要以上に高いフェンスにする必要はありません。
一方、隣家からの視線も遮りたい場合は、境界を示すだけの場合よりも高さが必要になることがあります。当社では、隣地からの視線対策として高さ1,800mmの目隠しフェンスを施工した事例があります。
ただし、必要な高さは隣家の窓の位置や敷地の高低差などによって異なります。また、境界付近にフェンスを設置する場合は、設置位置を確認するとともに、日当たりや風通し、圧迫感など隣家への影響にも配慮しましょう。
2mを超える高さで目隠しすることはできますか?
2mを超える高さでしっかり目隠ししたい場合は、一般的なフェンスだけでなく、別の施工方法を検討できる場合があります。
当社では、最大3mまで施工できる発泡スチロール製の塀「パイナルウォール」を取り扱っています。
実際に浜松市中央区M様邸では、「お庭部分を外から全く見えないようにしたい」というご要望に対して、高さ2,400mmのパイナルウォールを施工しました。

ただし、これは一般的なアルミフェンスではなく「塀」の施工事例です。必要な高さや設置場所に応じて、フェンスだけに限定せず施工方法そのものを検討することも選択肢になります。実際に設置できる高さや仕様については、設置場所の条件や関係する法令・地域のルールも確認した上で判断しましょう。
高さ2.4mのパイナルウォールを施工した事例は下記で確認できます。
まとめ
フェンスの最適な高さを決めるためには、まず「目隠し」「防犯」「境界」といった設置目的を明確にし、それぞれの目的に合った高さの目安を把握することが第一歩です。
しかし、その基準となる数値だけで判断するのではなく、リビングや庭など実際の生活動線からの視線の高さを測り、敷地の高低差を考慮した上で調整することが、後悔しない選び方の鍵となります。
また、建築基準法や民法による法律上の制限も必ず確認し、圧迫感を軽減するデザインの工夫を取り入れることで、機能性と快適性を両立できます。
本記事で解説したポイントを参考に、ご自宅に最適なフェンスを選んでください。